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偏差値の足りなさが、身にしみる [入試へのカウントダウン]



 算数の過去問が解禁になって、順調に進んでいますか? 得点がのびない、基礎に不安がある……。悩んでいる方もいらっしゃるようです。そんな場合、どうすればいいのか? 入試本番まで約80日。すこしでも得点アップにつなげるために、算数に頭をかかえた経験から考えてみました。
 算数に苦手意識をもっている四年生、五年生のお子さんにも、活用できると思います。




分野を絞る
平面図形を攻略しよう


 中学受験の算数は、かなり広範囲で、レベルの高いものも含まれます。過去問をどんどんこなしていく時期に、全分野を網羅しようするのは無理。まず絞ることだと思います。わが子が得意とする分野があれば、その分野に絞りましょう。特になければ、平面図形の攻略をお勧めします。

 なぜなら、平面図形は、どの学校でも必ずといっていいくらい取りあげられる分野であること。一行題でも、大設問でも、あるいは両方で取りあげられる――出題率の高さが第1の理由。
 2つめは、子どもにとって視覚的に捉えやすいこと。比や速さなど視覚的に捉えにくく、理解に時間がかかる抽象的な概念を扱う分野と違って、はっきりと自分の目で捉えられる。そして線を引いて分割したり、補ったり、また場合によっては、描かれている図形を、問題用紙ごと上下ひっくりかえしてみることもできる。とっつきやすい分野だからです。
 3つめに、平面図形の問題は、パターンがはっきりしていること。高さや底辺など長さを求める問題、角度を求める問題、面積を求める問題、図形の移動の問題など。出題のパターンがはっきり分かれていれば、それだけ対応しやすいですよね。
 そして最後に、覚えた公式を使って基礎的な問題を解き、しっかりと定着させれば、身につけた解法を使って自分で考え、応用問題を自力で解くことも可能になってきます。集中的にやれば、得点力アップにつながる――攻めやすい分野なのです。




やらない問題を選別しよう


 次に、やるべき問題を絞りましょう。どの問題をやるか――それは、やらない問題を選ぶことでもあります。できる(=解ける)問題はやる必要ありませんよね。難しくてわからない(=時間がかかる)問題もやめる。ポイントは、もうすこしでできそうな問題に限ってチャレンジすることです。具体的には、

1
)できたと思ったのに×だった問題
2
)今ならわかるけど、ちょっと不安を感じている問題
3
)解けそうな気がする問題

 この3つに絞って、頭でわかるという段階から、できる=確実に解けるという段階へステップアップをめざします。
 ただし、この時期です、時間をきりましょう。問題を解くとき、1題につき、34分をメドに。5分はかけない。わからない問題だということがわかったら、すぐさま解説を読む。読んでもピンとこなければ、必ず先生に聞きましょう。5分かけるくらいなら、別の問題に移りましょう。
 そしてやりっぱなしではなく、翌日、もう一度、さらっと振り返ること。問題を眺めて、すぐに解法が頭に浮かんでくればOK。浮かばなければ、もう一度、戻ります。ここで時間を惜しまずに。解説を読んで、思い出す――解法をトレースしておくことが大切だと思います。


 それから、やめたほうがいいかもしれない問題もあります。平面図形の分野で、面積比を求める問題――比が絡んできたらストップ。同じように平面図形と点の移動など、速さが絡んできたらストップします。2つの分野が組み合わさった問題を一気に理解しようとしない。時間がかかるかもしれないので。
 カリテの分野別正答率を調べてみて、比の基礎、あるいは速さの基礎に戻ったほうがいいのか、このまま平面図形と比、または速さが絡んだ問題に進んだほうがいいのか――わが子の状況を分析して、方向を決めてあげてください。

 広範囲にみえる中学受験の算数で、出題率が高いのは、平面図形と比と速さの3分野。この3分野の基礎の攻略を優先させましょう。あとは大雑把にいって、数列など数の規則性と特殊算、そして立体。これらの分野は、学校によって好き嫌いがあるので出題傾向を分析して判断しましょう。とくに特殊算のなかの売買算や時計算などは、苦手な子にとってはとても負担です。どうぞ、すべてを完璧にやろうとしないで。完璧でなくても合格できるのですから!


 まず範囲を絞る。そして基礎問題のなかで、自分が攻略すべき問題に絞って繰り返す――算数に苦手意識をもっている場合、この方法が、六年生だけでなく、五年生にも四年生にも、どの学年にも、一番効果的だと考えています。





最後まで、計算力を磨こう!


 分野を限って攻略することと同時に、毎日、『計算』だけは続けましょう。去年の今ごろ、時間がない――そう、痛切に感じたものでした。はっきりいって、算数の毎日の『計算』や国語の漢字・語句をやる時間が惜しくなってくる。過去問やんなきゃなんない。理社のメモチェもやんなきゃなんない。ああ、時間がない……。
 でも、知っている文字が平仮名だけなら、あたりまえですが、読める文章はごく限られてしまいますよね。漢字や語句をどのくらい正確に理解し身につけているか――語彙力が、読める文章の幅を広げ、読解力につながる。国語の得点力の基礎となっている。
 同じことは、算数の計算力についてもいえます。計算のスピードと正確さがアップすれば、頭のなかで瞬時に数の操作ができる。問題に対する理解が深まる。応用問題を考えて解く――算数の総合的な力を支えているのは、ゆるぎない計算力です。(この点については、ページの下のほうにあるタグの計算をクリックして、「算数ができる子って、どんな子?」という記事をご覧になってください)

 毎日の『計算』は地味です。でも、算数の得点力をアップしたければ、わが子の力がどの段階であっても、最後まで、本気で計算のスピードと正確さを磨くことが大切ではないでしょうか。
 計算力をアップするために、プラスαの工夫と努力を続ける。明日が入試本番なら、それはもう仕方がありません。お手あげです。でも、そうではない。まだあと、80日近くもあるのです。最後まであきらめずに、続けてほしい!


 花蓮の場合はこの時期、時間の足りなさだけでなく、偏差値の足りなさも身にしみました。笑顔で「大丈夫!」とか「がんばろう!」と言っていましたが、心のなかでは、あのときこうしておけばよかったとか、もっと何とかできなかったのか――そんな気持ちが込みあげてきたこともありました。振り返ってみると、親である自分がいたらなかったのではないか……。
 もし、今、そんなお気持ちになっている方がいらっしゃったとしたら、どうぞ、ご自分を責めないでほしいと思います。そのとき、わが子はわが子なりに、精いっぱいだったのですから。そして、わが子に寄り添い、その成長を見つめ続けてきた、母であるあなたもまた――。いつだって、親子ふたりでできることをやってきて、今、ここにいる。


 中学受験は子どもひとりでは闘えません。そのことを子どもも理解している。そして、親のまなざしを感じている。
 だから、振り返らずに走りぬきましょう! 今日、ここから、また新しく気持ちを切りかえて、第一志望校に向かって。






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コメント 1

紺碧の書架

「振り返らずに」という言葉が心に残ります。過去の事は気にしているときりがありません。

 地味な計算トレーニングは、足元を固める大事な作業です。きちんと継続できれば、大きな力になります。
by 紺碧の書架 (2012-11-22 18:49) 

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ようこそ!

 

中学受験を終了されて、いろんな感想を綴ったコメントを送ってくださって、ありがとうございました。

お返事を書きました。
今は、おたよりのページの整理が追いつかない状態ですが、少し時間をかけて、また、「風は、うたう」のページにまとめていこうと思っています。

今日も、来てくださって
ありがとう。

                      <2012年 中学受験体験記>

[かわいい]ゆのさんへ [かわいい]輝ママさんへ 
[かわいい]さくらさんへ [かわいい]アルゴさんへ 
[かわいい]みどりいろさんへ [かわいい]chanchanさんへ

[かわいい]そして最後まであきらめないで
走り抜けたみなさんへ


長い長い間、ほんとうにお疲れさまでした。
親子で走り続けることって、いいときばかりではなくて、むしろ辛いときや、投げ出したくなるときのほうが多い。それが中学受験を終えたときの、私の率直な感想でした。
でも、それを最後までやりとおしたことって、すごいことなんですよ。─── そして走り続けた、おひとりおひとりの日々を思うと、ほんとうによくやってこられたと思います。

決して、結果ではない。後悔しないこと─── それが一番大切だと、私は思っています。だって、それが生きるということじゃないですか。


その大切さを伝えたくて、あえて「全落ち」という言葉を使って、今回の記事は書きました。後悔しない日々の先にこそ、必ず道は開けてくる。たとえ、いま涙を流そうとも、たとえ少し時間がかかったとしても………。 必ず道は開けると、私は信じています。

わが子の居場所が感じられる学校に進学された方も、また合否にとらわれずに、最後までお子さん自身の意志を尊重された方も、みなさんの手のなかには、その結果以上のものが、わが子との間に確かにあると感じていらっしゃるのではないでしょうか。

そして中学受験、道半ばのみなさん、どうか今日一日を大切に。
わが子との一瞬一瞬を大切に、過ごしていってください!

                      <2012年 中学受験体験記>

[かわいい]さくらさんへ
このブログを読んでくださるみなさんへ

さくらさん、このブログが心の支えだったと言ってくださって、こんなに嬉しいことはありませんでした。
わたしのほうこそ、ありがとう!

去年、中学受験を闘った私自身、正直、辛いことが多かった。
受験ですから、競争ですから、それにママ友をつくるのがあまりうまくない私にとって、試行錯誤の日々でした。

ひどく孤独ななかで感じたり、考えたり、また見つけた方法を、できるだけ多くの中学受験をするお母さん方に知ってほしいと思って綴りました。


ひどくムラのある投稿にもかかわらず、
アクセス解析をみると、深夜でも、早朝でも、どの時間帯も、いつも、何人もの方が必ず読んでくださっているということが、
このブログを書き続ける、私の心の支えでした。
心から感謝しています。ありがとう。

                      <2012年 中学受験体験記>

 コメントのお返事について

お便りのお返事のページが、「あなたに エールをおくる」のなかにあります。
最初、お返事はいつも、トップページに掲載し、そのあと、消してしまわずに、お便りのページに移動します。このブログを読んでくださっている、みなさんに向けたメッセージでもあるので。
タイトルは「風は、うたう」────いつでも、どうぞ、訪ねてみてください。

                      <2012年 中学受験体験記>

  風のように

さわやかに吹く風のようでありたい。
ブログデザインのイメージ「草原の風」は、私のテーマのひとつです。

                      <2012年 中学受験体験記>